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ブログタイトル「つながり」について

post3.jpg 一番星/波照間島:2005夏

 


2001年、自分の屋号に「i&iコミュニケーション・ラボ」とつけて、

フリーでの活動を始めた頃から、

もしかしたら、この「つながり」というコンセプトは芽吹き始めていたのかもしれない。

 【inter-personal communication】
   よりよい人間関係を築くための支援
   (人間関係の心理学、コミュニケーションスキルアップ、他)
 
 【intra-personal communication】
  個人が心の声や葛藤と向き合い成長する支援
  (メンタルヘルス、キャリア形成支援、他)

自分の内面の「つながり」、自分自身と他者との「つながり」を
よりよいものにしていくことが、自分の仕事だと思ってやってきた。
今振り返ると、キーワードは「つながり」だった。




プライベートでの子どもの頃からの憧れだった沖縄・八重山諸島の波照間島への旅で、

人と人とのつながり、人と自然とのつながり、
人と歴史・伝統そして神とのつながりと、その大切さを、肌で感じ、
自分自身の身近な人や自然との「つながり」を意識するようになった。

  (その時の記録:
    「自分で獲って、あるいは獲りたてを、食べる体験
    「ぬちぐすい(命の薬)
    「2005年夏、八重山への旅:4日目」)




また、自分自身が自然が好きなこともあり、
今年は「自然とのつながりを深める」「自分の感覚を磨く」を目標においた。
春から早速、ネイチャーゲームや自然学校という
今まで自分が足を踏み入れたことのない分野に踏み込んでいったら、
そこでの新しい気づきや出会いにより、今、どんどん自分の世界が広がってきている。




・・・これら一連の思いや体験から、

   人がその人らしくいきいきと生きていくためには、
   自分の心や、体、自分と他者、というつながりだけでなく、
   自然や歴史や夢(時間の流れ)、宇宙や、個を越えたもの、大いなるものなど
   もっと広がりと深さをもった「つながり」が必要なのではないか?

・・・特にここ数ヶ月ほど、そんな思いがずっと頭を離れずにいた。

そして、先月、自然学校第1回目に参加して、様々な出会いや体験をし、
それに参加するに至った先述のような自分のこの数年のことを振り返った時、
自分が仕事やプライベートで向かって行こうとしていた方向は、
すべて「つながり」という言葉でまとめることができると気がついた。

それは、私にとっては、まるで雷に打たれたような衝撃をもって
私の全身を包み込んだ。胸が高鳴った。

そして、それらをテーマにして、考えたり表現していきたいと思うようになったのだ。




これを契機に、このコラムブログを立ち上げた。

その立ち上げのさなか、数年ぶりにふと目について手にした本棚の書籍のページに、
今の私が「テーマ」にしていきたいと思っていることを代弁するようなくだりがあった。

このタイミングで、その文章に出会えたことが、またとてもうれしかった。

長くなるが、ここに引用する。




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  「生きていくことの意味
    ~トランスパーソナル心理学・9つのヒント~」
  著:諸富祥彦 PHP新書


  "個を越えたつながり"を生きる

    トランスパーソナル心理学の説く"つながり"のもう一つの意味。
   それは次のような、さまざまな"つながり"を生きる、という意味です。 

    みずからの心や魂とのつながり。
   思想信条や性差・人種の違いを超えた人と人とのつながり。
   集団や社会とのつながり。過去の世代や将来の世代とのつながり。
   あらゆる生きとし生けるものとのつながり。
   この母なる大地と大自然、地球生命圏とのつながり。
   そして私たちをその一部として含むこの宇宙そのものとのつながり。
   人間を越えた大いなるものとのつながり。

    トランスパーソナル心理学では、"自分へのこだわり"を捨てて、
   こうした"つながり"に自分を開いて生きよ、と説くのです。
   それはなぜでしょうか。

    現代人が抱える心の傷や魂の渇き、そしてその現われとしての空虚感は、
   こうした"つながり"を見失い、個人が"バラバラ"になってしまったことから
   生まれてくるものだからです。
   
   現代人の歪んだ生き方を根本から変えることは、
   この"個を越えたつながり"の回復によってしかなしとげられえない、
   と、トランスパーソナル心理学では考えるのです。

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トランスパーソナル心理学は、そんなに勉強しているわけではないが、
その考え方には共感できる部分が多くある。

この本、2~3年ほど前に買って読んだのだろうか。

その時に「これ」と思ったところに線が引いてあったが、
このくだりのさまざまな「つながり」について書かれているところにも、
しっかり線が引かれていた。

この本にこんなことが書かれていたとはすっかり記憶からはなくなっていたが、
この本を読んだということと、今至っている考えも
実のところはつながっているのかもしれない。




「つながり」について、最近の私はこう考えている。

    “ある”と気づくことから、“つながり”ははじまる・・・
    
                   &

    その存在に気がつかなければ、それが失われていくことにも気がつかない

                   &

    「つながり感」を感じると、それは他人事ではなくなる

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