ベランダの小さな世界
小さくたって一人前
/ベランダにて:2006夏
6月の半ば頃気がついたのだが、
ベランダの鉢植えに、カマキリの子どもが住みついている。
もうかれこれ2週間が経つ。
体長は頭から胴体の先までまだ1.5cmほどだ。
私が顔を近づけると、
顔をこちらに向けて警戒して、カマに力がこもる。
小さくても、いっちょまえに大人のカマキリと同じ形をして、
同じような態度をとるから面白い。
うちは、マンションの2階。
どこからどうやって、ここにたどり着いたのだろう?
とても不思議だ。
しかも一匹ではない。
多い日は3匹見つけたことがある。
ここ2~3日は1匹だ。
他の仲間はどこへ行ったのだろう?
2週間、時々見ていたら、
少しずつだが大きくなっているようだ。
「ここ」で暮らしていける食べ物があるのだろう。
こんな狭いベランダの、
植木鉢のちっぽけな世界にも、
生物たちの営みがある・・・。
コメント
生き物が生き物を呼ぶんですわ。
逆に
何にも無いところには、
何にもこない
ということでしょう。
そういう意味では、
命は繋がっているのね。
ゲノムのなせる業なのか。
投稿者: もとぴ | 2006年07月01日 09:27
>もとぴ
>生き物が生き物を呼ぶんですわ。
まさにそのとおりなのでしょうね。
うちのベランダに何もなければ、
こういう出会いもなかったでしょう。
ベランダでは、春に咲いていた雑草が枯れましたが、
枯れ草にはちゃんと種がついています。
そのうち地面にこぼれるでしょう。
来春も新たな命と出会えそうです。
ゴーヤーやアサガオも1日数cmという
目に見えるスピードで生長しています。
自然の生命力ってすごいです。
投稿者: もー@mauyang | 2006年07月02日 14:03
>自然の生命力。
当たり前のことが当たり前である。
当たり前のことを当たり前にする。
「全う」という言葉がふと浮かびます。その原点なのかもねー。
投稿者: もとぴ | 2006年07月02日 15:57