互いを高めあう自主グループ
心もホカホカ
元気もでるね
/ うさぎ団子 : 2008年晩秋 須坂市どうぶつえん
昨年秋にかかわった、子育て中の女性が対象のキャリア支援セミナーは、
2時間×4回という受講期間だった。
私はその内、2回登壇させていただいた。
主催のひとつである女性支援の団体とは
これまでにも何度か、同様のセミナーでご一緒にお仕事をさせていただいたことがあるが
特徴的なのは、
「参加者同士のネットワーク作り」
も、企画側のねらいとしてあることだ。
講座を受けて終わり、ではなく、
そこで同じような悩みや目的を持った人たちが集まったご縁を
本人たちが自主的に継続させていけるような「場作り」が、
講師の私に与えら得る役割の一つとなる。
私の担当する時間は主に、
キャリアを見つめなおしたり未来を描くようなワークシートを基にしたワーク中心で、
様々な人同士がつながったり、互いに関心を持ってもらえるような工夫をしている。
昨秋の講座のその後、について、主催事務局からお知らせが届いた。
どうやら、自主グループが生まれ、活動を継続しているようだ。
メンバー同士情報交換したり励ましあう活動の中から、
この4月から職場復帰、再就職するというアクションをおこした人も出てきたという。
うれしいことだ。
ネットワークが生まれるのは、私の力だけではない。
主催者である団体も、「学習支援者」として、
受講者の方々からこういう活動が生まれるための励ましやサポートを丁寧にされている。
また、もう一つの主催である会場提供機関も、とても協力的だ。
受講者同士が講座以外の時間にコミュニケーションを取れるような場の提供をしてくださった。
講座が終わった後でも、活動の会場提供をしてくださっている。
他の回の講師の方々も、「人と人とのつながり」の大切さを語ってくださっている。
こういった、様々な「学習支援者」の存在があって、
受講した人たちの「あったらいいな」「誰かがやってくれたらいいな」という要望が
“私が、私たちが”「動いてみよう」「やってみよう」という気持ちに変化し、
実際の行動へとつながり、
さらに互いに学びあうというスパイラルが続いていくのだと考えている。
(事実、この2つの主催団体と2年前にやらせていたセミナーでも
自主グループが生まれ、活動が続いていると聞く。)
さて、その、昨秋に開催された講座で生まれた自主グループの
「交流会」なるものが、来月、当時の主催者も交えて開かれることとなった。
受講された方々の「その後」、今後のことについて、
どんな話を聴けるのか、今から楽しみである。
講師・ファシリテーターとしても、
講座で関って終わり、でなく、
その後の関係にもまた再びご縁を持たせていただけるのは、ありがたい。
今から、その会が楽しみだ。
■問合せ : 森山貴代