高速船ニューくだか:久高島
行きはフェリーで来たが、帰りは80円追加を支払い、
高速船で安座真港に戻ることに。
正味4時間半ほどの滞在であったが、
アップした写真以外にいろいろなものを見、また出会った。
石垣だけが残る草むした屋敷跡。
朽ちかけた廃屋。
神様のものとして平等に分けられたものの、
もう耕すことをやめてしまったのであろう畑の痕跡。
驚くほどいたるところに存在する拝所、香炉。
元気に遊び、人懐こく話しかけてくる子ども達。
親切に道を教えてくれたおじいさん。
神の息のかかった手つかずの自然。
畏敬の念さえおぼえる、古木の林。
海ぶどう養殖所から絶え間なく聞こえてくるモーターの音。
時の流れとともに変わっていくものもあれば、ずっと変わらないものもある…。
人とは、何を心のよりどころにして生きていくのか、
後世のために今生きている我々は何を大切にして生きていけばよいのか…。
いろいろと考えさせられる旅だった。