寄満(ゆいんち):斎場御嶽
奇満(ゆいんち)もまた、
大庫理と同じく首里城正殿の中に同じ名前が存在する。
国王のための食事を作る「厨房」なのだそうだ。
「豊穣の寄り満つる所」という意味合いの言葉のようだ。
ここには第2次大戦前までは、
その年の吉兆を占う馬の形をした石(うまぐゎーいし)というものが
置かれていたらしい。
確かこの近辺だったと思うが、
直径4m前後(記憶があいまい)の丸い池がある。
そこは、先の戦争で爆弾が落ちた痕なのだそうだ。
60年以上経った今も残っているからすごい。
そして、よくもまぁ、この御嶽が爆弾の雨で破壊されずにすんだものだと
感心してしまった。
いや、感動・・・、かもしれない。
神聖な場所には爆弾から難を逃れる不思議な力が働いたのだろうか?